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新卒同期×新卒同期×新卒同期

IMJでの10年間。
そしてこれから。

来年で入社10年を迎える2008年新卒入社の三人。さまざまな経験をし、現在ではIMJに欠かすことのできない人材になっているが、彼らは10年間でどのようなキャリアを積み、何を感じてきたのか。そしてこれからどんな自分になることを目指しているのか。同期の三人に、じっくり語り合ってもらいました。

メンバー紹介

  • 08年新卒入社 Hさん
    入社後は営業部門に所属し、2年目の終わりにグループ会社に出向後、プロデューサーに。IMJとグループ会社の合併に伴い、IMJのプロデューサーとしてさまざまな案件を担当する。
  • 08年新卒入社 Gさん
    入社後、プロジェクトマネージャー(PM)のアシスタントとして大手IT企業に常駐。その後フードデリバリー事業を行う企業の新規案件でプロジェクトマネージャーに。現在はプロデューサーとして複数の案件に携わる。
  • 08年新卒入社 Kさん
    入社後2年間はSEO対策の部署でディレクターを担当。その後さまざまな部署で業務を行いながら、2015年にネットプロモータースコア(NPS)の認定資格を取得。現在はクライアントへのコンサルティングを担当する。
    ※NPS:ロイヤルティマーケティングの権威であるフレデリック・F・ライクヘルド氏が提唱している、顧客との関係性(カスタマーロイヤルティ)を測る指標

クオリティの高いものを
世の中に送り出したい。
そう考えてIMJに入社。

みなさんが入社した10年前、IMJはどんな会社だったのですか?

僕らが入った時期、IMJは映画の事業を手掛けていたりして華やかな雰囲気がありました。面接を受けに来ていた人もそういう部分に惹かれていたと思います。

確かにクリエイティブの会社というイメージが強かったよね。僕は映画というよりもクリエイティブでエッジの効いたWebサイトを作る会社だと思って面接を受けたのを覚えています。

私の学生時代の仲間は歴史の長い大手企業に入社した人が多かったので、最初の数年は一人だけずいぶん違うことをやっているなと感じていました。

IMJに興味を持ってくれている学生が見てくれるページでこんなことを話すと怒られるかもしれないけれど……。 僕は学生時代に明確にやりたい仕事や進みたい業界があったわけじゃなく、IMJを選んだのは本当に偶然でした。でも入社後に「入ったからにはおもしろいことをやろう」と考えて、そこからWebにも興味が出てきたんです。

確かデザインや異業種の勉強をしていたもんね。「仕事が終わったらセミナーに行く」と話していたのを聞いて「ずいぶん意識が高いな」と感じたのを覚えているよ。

美大出身ではないけれど絵を描いたりするのが昔から好きだったからね。最初は営業部門への配属だったけれどクリエイティブ部門の仕事をしたくなって自分にできること、やりたいことを探していたのだと思う。

僕はディレクター志望だったけれどPMの部門に配属になり、最初はやりたいことと与えられる仕事にギャップを感じたりもしました。異動希望を出したこともあるけれど、仕事を続けるうちにやりがいや面白みもどんどんわかってきて、気付いたら現在に至る(笑)。

確かに「気付いたら10年」という感覚は大きいかも。振り返るとあっという間だったな。

三人とも担当している仕事も入社してやりたかったこともバラバラで、でも10年間IMJに在籍しているということは会社や仕事に対して思い入れが生まれたからじゃないかと思います。そういう気持ちが芽生えたきっかけはありますか?

思い入れとは少し違いますが、僕らが入社した頃は同じ業界にIMJよりクオリティが高いものを生み出せる会社がなかったんですよね。僕らはIMJでクオリティの高いものを世に送り出しているという自負がありました。

他の会社だったら今以上に面白いことはできないだろうというのは、客観的な目線で持っていましたね。

僕の場合は一人前になる前に会社を出ていくのが悔しいという思いがありました。この10年で業界は大きく変わったし、デバイスも変わった。そのたびにいろいろなことをできるようになってやろうと思ったんですよね。

この業界は変化の速度が速いから、どこまでできるようになったら一人前っていうのはわからないよね。目の前の景色がいつも変わって、次はこれというものの連続でずっとやってきた気がします。

たとえばSNSだと本当に1カ月単位でトレンドが変わったりするので情報収集や対応の仕方を常に考えていますね。

デジタルの知識以上に大切なのは
どうすればデジタルを使って
世の中を豊かにできるかという発想力。

ちょうど世の中や業界の変化の話が出たので、みなさんが入社してから大きく変わったことについて教えてもらえますか?

一番変わったのは、昔と比べて個人が情報発信しやすくなったことですね。最初に感度のいい個人が、同じように感度のいい個人が発信したものを見つけて、それが一気にはねる。そういうことがずっと起こり続けていくと思います。

ハード面で大きな変化と言えば、僕らが入社した頃はフィーチャーフォンが主流だったのに今はPCとスマートフォン。これから先だって、スマートフォンに代わるものが登場する可能性は十分にありますよね。

実は就職活動中の学生からは「デジタルに詳しくないとダメですか?」という質問がものすごく多いです。みなさんはどう思いますか?

もちろん知っていて損はないと思います。でもデジタルマーケティングやソースコードは会社に入ってからも勉強はできるので、それよりも人間力や発想力のほうが僕は大切だと思います。

白状しますが、僕はいまでもHTMLがよくわからないです。デザインもコーディングもできなければ、設計図も描けません。それでも仕事はできていますよ。

そこまで白状していいのかな(笑)。

事実だから構わないよ。もちろん専門的な部門を目指す人は知識と技術が重要で、でもそれとは違うことが求められる職種もたくさんあるのがIMJだと思う。

私も入社時はパワーポイントすら使えませんでした。ずっとコンサルティングの部門にいるからHTMLも読めません。今はパワーポイントを使いますが、資料を作る前には何を提案するか、全体像を描く。大切なのはそちらのほうですからね。

IMJにとってデジタルは目的ではなく手段のひとつ。大切なのは人がモノを買うときにどういうインサイトになっているかを現実的に考える視点が重要で、その中でどこにデジタルとの接点があるかを考えてみる。

IMJはデジタルの会社ではなく、デジタルを使って人々の暮らしを豊かにする会社と掲げていますが、では豊かさとはなに?という視点を、これから入社する人たちにも考える癖をつけてほしいですね。

先ほども話したようにデジタルの知識は持っていて損はないですが、でも逆に学生時代に一生懸命勉強してきたことは社会に出ると本当に小さなかけらの一つでしかないことに気付くはずです。

私もそう思います。クライアントの前、上司の前に出ると、大学では学べなかったスキルが必要になります。入社後はそれを学ぶ姿勢が大事になると思いますね。

IMJの仕事に“正解”はない。
だから目的とゴールを見失わずに
思った通りに進んでいく。

この10年でいろいろな仕事を経験してきたと思います。その中で「これが自分が変わる転機だった」という経験はありましたか?

まだ経験が浅くて常駐先でのスケジュール調整がうまくできないときに、先輩に「どうしたらいいか」と相談しました。そのとき先輩から「相談するときは『どうしましょう』ではなく『こうしましょう!』から始めろ」と言われました。そのとき自分の意識が大きく変わったのを覚えています。

人に聞くのは楽だけど、考えてから相談すれば初動が変わってくる。自分が相談される立場になった今、的外れでもいいから、まずは自分で考えるということを後輩にも伝えています。

僕には常駐の経験がないから、逆にクライアントとの打ち合わせ一つ一つが勝負の場所と考えていました。勝負に勝つためにはアウトプットの質を高めなければダメで、でもそれがなかなかできずに何度も当時の上司からダメだしされて悔しかったのを覚えています。だけどこの経験でクライアントを説得できる材料は何か、クオリティを高めるには何が必要かを意識できるようになったと思います。

私はNPS(ネットプロモータースコア)の資格を取得するまで、クライアントの前に出る仕事をほとんどしていませんでした。周りはどんどんクライアントのところに行ってスキルを磨いているのに自分にはそれがなかったから焦りもありました。資料を作ったりするのは得意だったけれど……。

クライアントと話すことだけが仕事ではないですが、一方で焦る気持ちも理解できます。

NPSの資格を取ってからクライアントと接する機会が急に増えて、最初は何を話せばいいか分からなくなったり、いざクライアントの前に出ると、自分を売り込むことに抵抗もありました。そんな時、先輩が「一緒に場数を踏んでいこう」と言ってくれたことがものすごく心強かったです。それと同時に、どうやったらクライアントに近づけるかを考えるきっかけにもなりました。

クライアントにもIMJにもいろんなタイプの人がいる。僕はそれに気付いたときに、段取りを考えて物事を進めるのも大事だけど、目的とゴールさえ見失わなければ、あとは人に合わせながら自分のスタイルでやればいいと思えるようになったな。

僕らの仕事は決まった商品を売り込むことではないから、仕事のやり方に“正解”はないのだと思う。

常にこうしたらベストだ、これはベストじゃないということを判断して価値を提供する。この視点に気付くことが重要なのでしょうね。

そのためにはクライアントの業界を知るのはもちろん、もっと視点を広げて世の中で起きているさまざまなことの要因を考えて提示しなければならない。「今の世の中の動きを考えると御社はこういう方向に進むべき」と自信をもって言えるかどうか。これができれば誰の前に出ても自分の価値を見せられるビジネスパーソンになれるはずです。

いつかWebがない世の中が来るかも。
その時にもIMJは「どうやれば
人が幸せになるか」を考えるはず。

この10年で本当にいろいろな仕事を経験してきたと思いますが、これからはどんな風になっていきたいですか?

現在私がやっているNPSを手がけている会社は、日本ではIMJのほかはまだ数社しかありません。デジタルマーケティングに比べればまだ小さなものだけれど、それをIMJ発信で大きくしていきたいですね。

NPSは海外で生まれたものが日本に輸入された。一方で日本で生まれて海外に広がっていくものもたくさんあります。僕は海外進出を考えている企業のお手伝いをやってみたいですね。アクセンチュア インタラクティブグループの一員になったことで、可能性も広がったと感じています。

これまでIMJの仕事はデジタルマーケティングという性格上、人知れずというものが多かったよね。分かりづらいし、自慢しにくい(笑)。

僕はアクセンチュアと一緒になったことで、それこそ建設業の人が「このビルは父さんが作ったんだ」と言うくらい誰にでも分かりやすいことができるようになると感じています。

「このプロジェクトが父さんの仕事だぞ」という感じ?

そうですね。2020年に向けて大きなイベントがたくさんありますし、世の中も大きく動いていくはずです。新しいサービスが生まれてくる可能性だってあります。そういう“時代の流れ”に自分も関わっていけたらと思います。

フィーチャーフォンからスマートフォンに変わったように、もしかしたら十数年後にはWebサイトがなくなっているかもしれない。その時にはきっとこれまで考えもしなかったような新しいものが生まれているはず。

世の中が大きく変わったときにどう立ち回るか、ですね。

新しいサービス、新しいハードウェアが出ることによって人の行動は大きく変化するけれど、実はインサイトはそんなに変化しないと思っています。だからこそ、これまで以上に一人ひとりのユーザーの立場に立って物事を考えることが重要になると僕は感じていますね。

これからIMJに入る人には、世の中が変化して新しいサービスが生まれたら、どうやれば使う人がもっと幸せになるか、楽しく使えるかを考える癖をつけてもらえたら嬉しいですね。

マーケティング、イベントなどはツールの一つであり、僕らの仕事はそれらを使ってクライアントにとってベストな価値を提供することです。だからこそおもしろいし、大変な部分もある。世の中が変化してもその時々で正しい方向を導き出していく。IMJはそれができる会社だと思います。